STATEMENT

見下されている自負があった。
間抜け、穴だらけの自負心。
劣等感の中で人を睨みつけていた結果そうなった。
なるべくしてしてなった。後悔はあれど、無かったことにする気はない。
一恥五円で国が立つ。

見ているようで見ていない、日常生活の慣習や事象。
例えば、
本が発する気温が、伝染するように体の感度に反応し、洋服の生地が揺れる。
例えば、
家具を数人で、狭い扉口に入れこんでいる時の心のざわめき。

使い道の無い、古い過去の思い出を丁寧に清書していく。
言葉と、それに続く言葉、余白に混ぜられた言葉。

女のことについて、
女の内臓。繰り返す部屋、増殖していく、階段を駆け上がる女。

似ているやつを好む。自分に。単純だ。
好きなんだろう。父親に、似ている男が。母親に、似ている女が。

顔、顔、顔だ!顔に出る、出ている!口元に出る、出ている!
視界がぼやけて視点定まらぬ、精神が負けているのが、自分でもわかる。
やる気がない、全て不安に感じる。
酔って寝るだけじゃどうしようもない。
馬鹿丸出しだ。

決断は、いつも非情で、誠実だ。

NOCRY